マンダラの 使い方
■ アタマとともに 人生を生きるためのツール
マンダラートは 一言でいえば 人生のためのツールだ。
あなたの人生のために最も使う 「あなたのアタマ(脳)」 を
サポートするツール ということになる。
したがって前号の 「正しいアタマの使い方」に 話は尽きるのだが
今回は マンダラの使い方という視点から 眺めてみることにしよう。
ところで アタマを どう使うべきか を説明することは出来ても
何に使うかに 口を挟むべきではない。
人それぞれが 自分のアタマを 「何に使うか?」
を見つけなければ ならない ということだ。
だからこそ アタマを何に使うか? は 人生最大のテーマとなる。
人生のためのツールとは 「考えること」 だけではない。
あなたの日々の生活 1日24時間のなかで
どのくらいが 「考えて」 いる時間だろうか?
その他の時間では 何をしているか?
「考える」とか 「発想する」 などということは
人生の ほんの一部であって
重要なことは まだまだ沢山ある ということだ。
それら さまざまな 脳の働きに 対応できなければ
「あなたのアタマ(脳)」を サポートするツール などとは言えない。
例えば 前号で 「アタマの使い方」は
(1) いろいろなことを知ること
(2) 知ったことから 原理原則(マンダ)を導き出すこと
(3) 原理原則に沿った行動を組み立てること
(4) 組み立てた行動を 実践していくこと
と書いた。
マンダラは これらすべてで 効果を出す。
このようなツールは かって無かった。
まったく新しい概念のツールとの出会いなのだ。
マンダラートの理解が 難しいのは そのためだ。
先ほどの (1)から(4)までの すべてが マンダラの上に載る。
すべてが 同じフォーマットに依っている。
アタマは 常に 同じフォーマットで動いている!
勉強であろうと 仕事であろうと 遊びであろうと だ。
私たちは たった1つのアタマで
何から何まで 人生のすべてを やりこなしている と考えれば
しごく当たり前なことだ。
■ マンダラを使おう
マンダラそのものの 使い方については すでに ご存知の通りだ。
iMandalArt では ART の項で説明しておいた。
(1) 任意のセルに テーマを書く
(2) 周辺セルに 思いつくことを書く
(3) 納得がいくまで 書きなおす
(4) 8つ書き出せれば 問題は解決する
もちろん それぞれのセルを拡大すれば もう少し詳しく書かれている。
が 要は これだけのことだ。
これだけだから 至極簡単であり
簡単であるから 奥が深い。
これまでの 私の経験では
疑いなくマンダラを受け入れてみたヒトは 即刻 効果を出した。
特に 小学生の活用例などは 目覚ましいものを見せてくれた。
もちろんオトナだって 即効性の効果を出す。
しかしオトナのプライドが マンダラを素直に認めたがらない。
「書いたのは自分のアタマなんだから」
「別にマンダラでなくても 書けるはず」 と考えてしまう。
もちろん その通りだ。
考えたのは あなただ。
あなたの脳が 書きだしたのだ。
マンダラが 考えたのではない。
この先だって 決して マンダラが考えてくれたりはしない。
なぜなら マンダラは ツールだからだ。
この先 いつになっても これは変わらない。
あなたに代わって ツールが考え出すなどということはない。
マンダラートは あくまでも
自分のアタマで 自分の思うような人生を創っていきたい
という人のための ツールであり続ける。
そのために こうしろ ああしろ とは言わない。
使い続けることによって 使い方を さまざまに工夫し 発見していくのだ。
マンダラは 自分のやりたいこと したいこと 欲しいものによって
どのようにも変化し 対応していける。
マンダラートの「アート」とは そのような意味なのだ。
よく 「使いこなす」 という言葉 が使われるけれど
「使いこなす」とは どういう意味なのだろうか?
「使いこなす」とは 単に 操作に慣れる ということではない。
では何か?
マンダラを 使うことによって 何かを発見すること だ。
それまで知っていたこと 分かっていたことなどの
別の側面が 見えてくる とか
まったく新しい見方に気づく とか だ。
知識の 変化・変型が柔軟になり 応用がきくことだ。
さらには
マンダラの 新しい使い道に気づく など
さまざまな効用を体感し 発見していけることだ。
もちろん そうなるためには 使い込んで いかなければならない。
この「使い込んで」いくための アドバイスをしてみたい。
■ ただ漠然と 開く (ちょっと試しにヤッテみる)
マンダラートは 初めて体験した人でも
大きな効果を <感じる> ことができることが 特徴だ。
マンダラの効用を挙げてみるなら
・最初は 遊び心で始めることができる
・どこから書いてもいいから 気が楽に始められる
・いつでも セル単位で 部分修正が可能だ
・リラックスして やっていける
・矛盾したことも 平気で書いていける
・8つのセルを埋めればいい というゴールが明快だから やる気になる
・ついホンネを書いている自分がいる
・最初から順序を考えなくていいから 思いついたことから書ける
1つ1つは 僅かなことだけれど
これらが収束して生まれる環境を 一言でいえば
マンダラは <Optimal Stress> を生み出してる場なのだ!
Optimal とは 「最適な 最善の 最も有利な」という意味であり
Stress は あのストレスだ。
つまり
「最も有利な 最適なストレスを生み出す装置」 がマンダラだ。
ストレスと言うと
そんなものはない方がいい と思われるかも知れないが
ストレスの まったくない状態とは
人間にとって 怠惰で 倦怠な やる気のない状態だ。
スポーツ選手などを考えると すぐに分かる。
その選手が 最高の状態でプレー出来るときというのは
プレッシャーがあり過ぎてもダメだが
逆に 緊張感がまったく無いのもダメで
最高の状態とは <Optimal Stress> の状態なのだ。
この状態を どのようにして創り上げていくか が
能力を最大に引き出すための キーポイントになる。
マンダラは そのような状態を 知らず知らずのうちに創ってくれるのだ。
■ 意識して 開く
さて 「漠然と」開いても こういうわけだから
「意識的に」開けば その効果は 計り知れない。
だからといって 理詰めで開け と言うのではない。
リクツや ロジカルに考えるのではなく
・潜在意識を活性化させて考えること
これが マンダラに向かったときの正しい姿勢だ。
リクツで 発想が生まれるわけではない。
ロジックで アイデアが生まれるわけでも ない。
むしろ 発想やアイデアを妨げるのが リクツなのだ。
思考によって これまでになかった視点を見い出したり
より効果的なプロセスを 発見したかったら
私たちの 脳の奥深くに沈んでいる 潜在意識を活性化させ
表面的なロジックの奥にある 感覚的なひらめきによって
思わぬ手がかりを 発見することだ。
ロジックの大半は 既成概念になってしまっていることを考えれば
納得してもらえるだろう。
前項で述べたように
せっかく <Optimal Stress> に浸っている脳を
理詰めという既成概念で縛り上げて 動きを封じるなどはナンセンスだ。
その意味で なかなか埋まらないセルが残り続けるなどということは
またとない思考のチャンスなのだ。
もう やけくそで埋めようとする。
たぶん ふだんなら書かないようなことを口走ってしまう。
その瞬間 金縛りだった脳が解放される。
もう何でも来い だ。
こうして 脳は 活き活きとアイデアを吐き出し始めるだろう。
しかし……
こうして吐き出せた アイデア と思えるものは
本当に価値のあるアイデアか?
マンダラは どんどん展開 できた。
次は どうしたら いいんだろう?
マンダラ構造は 展開と収束 だ。
ただし マンダラは
展開を続け 展開し終わったところで 反転し 収束に入る
というものではない。
展開し 収束しながら 次の展開をし
また収束しながら 次の展開に入っていく
という動きを 繰り返す。
呼吸と同じだ。
呼と吸のリズムで マンダラは 展開と収束を繰り返す。
収束とは 具体的に 何を指すのか?
収束とは 中心セルとの対話だ。
前項で 私は 「意識して開く」といった。
意識して とは どういう意味か?
それは 今自分は 何をしているのか? を無意識に意識することだ。
だからと言って 意識が 表に出過ぎてもいけない。
開くときには 意識しない。
つまり 「呼」のときには 無意識で吐く。
そして 「吸」のとき 意識を持たせる と言えばいいだろうか。
では 意識を持つとはどういうことか。
中心(セル)を意識することだ。
吐き出したセルが 中心セルと どうフィットしているかを意識することだ。
ここで 中心セルとは何か? が問題になる。
■ 中心セルによって マンダは ラされる
中心セル それは……
・まず それは「問い」だ それに対する答えが欲しい
・それは テーマであり
・課題であり
・問題だ
・考えるべき 対象 だ
・ときには 誰のため? 相手の顔が浮かぶ
・そしてまた それは自分だ 自分自身だ
・自分の願望であり 欲求だ
このマンダラを 自分の言葉で創っておくこと をお勧めする。
周辺セルに書き出したものは
これらの項目に対応して 生まれたハズなのだ。
納得のいく周辺セルになっているか?
それを「問う」ことが 収束だ。
以上が マンダラを開く ということの意味だ。
特に難しいことは何もないはずだ。
もし難しいと感じるなら
あなたが リクツで操作しようとするからだ。
マンダラ構造を 脳の構造だと受け入れて
アタマに浮かんだものを そのままマンダラに 預けてしまえばいいのだ。





